再建の名手とは、坪内か早川か [看護おぼえがき]
どちらも名人だが、キャラクターに相当な隔たりがある。
良くも悪くも、早川は坪内より映画の主人公になりにくい。
わが病院はただいま再建中です。
とはいえ、経営は黒字だそうで、そちらの意味ではありません。
旧建物をとりこぼち、新館を次々建てています。
余談ながら【とりこぼつ/取り毀つ】の意味は以下にあります。
とりこぼつ→
住み慣れた家屋や工場を取り壊すときに使ったりします。
その昔、敷地内に次々建て増し建築をしたものですから、初見では誰しも「迷路みたいだ」といいます。
その時代時代の建築基準に合わせて、それなり程度の普請です。
そのため、建物同士の床の高さが50~100センチも違っていて、スロープになっています。
この度つながった最新館とわが中央館とも床差があり、体感で55度のスロープがあります。
やれやれ(´・ω・`)
といって、これが当院の運営者の責任なのかどうか。
親会社のグループ傘下の建設会社にやらせるという方式が、責任のありかを曖昧にして、
だれも「こうしたい訳じゃなかった」という思いを持ってしまうようなモンが建ち上がったに違いない。
わが病院の理事長は切れ者です。
大学病院の教授だったのをやめて来てもらっている。
年は若い。おじいちゃんとおじさんの間くらいだ。
この人は周囲の病院のエライ方々とともに、病院生き残り戦争のまっただ中にいる。
自分の描く改革と、下から出てきた改革案を折衷しているところである。
下からというのは、たとえば我らが看護部もそのひとつだったりします。
私のような前線で戦う能しかない一兵卒とって、上手くないと思う改案が目立つ。
なにか具体的な、たとえ話をあげることはできない。
坪内 寿夫では、ついて行ける気がしない。
早川 種三では、ちょっとだけ心許ない。
企業立の病院というのは、当たり前にはならないようだ。
早川 種三(はやかわ たねぞう 1897年6月6日~1993年11月10日)wiki→
坪内 寿夫(つぼうち ひさお 1914年9月4日~1999年12月28日)wiki→
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